どうも!さちおです。
先日(9/25)、品川シーサイドフォレストオーバルガーデンで開催された『ミニ四駆』の大会『ミニ四駆ジャパンカップ2016 東京大会3』でマシンの見た目を競う『コンクールデレガンス(コンデレ)』に参加たので、そのレポートと出展作品の制作工程です。
参考: ミニ四駆ジャパンカップ2016
今回制作にした作品に使用したマシンはこの2台↓↓↓
『バンキッシュ』と『ヒートエッジ』です。
まずは、ざっくり融合↓↓↓
ヒートエッジのボディを、大体でカットしてバンキッシュのボディを接着します。
ボディのカットには、ホットナイフやヒートペンがあると便利です↓↓↓
が、僕はカッターを炙ってやってます。(火傷注意&要換気)
接着には、黒い瞬間接着剤で仮止めをしてプラバンとプラリペアで補強です↓↓↓
黒瞬には、硬化促進スプレーが必須です↓↓↓
そして、境目をパテで埋めて成形、プラバンで後部のパーツをざっくり作成↓↓↓
ドデカい噴射口を作りたかったので、とりあえずこんな感じです↓↓↓
リアバンパーを削らないベストなスタイルかなと。
プラバンは、削る前提なので厚目の1.2mmを使用しています。
プラバンでザックリ作ってパテでどうにかするタイプの人です。
パテの成形は、ダイソーで売ってるこれと↓↓↓
これは「半丸タイプ」なので、あと「平らタイプ」を使用してザックリ成形→百均の細い棒ヤスリ→ペーパー#240→#400→#600で、サフ1000です。
噴射口の内側のパーツもプラバンから削り出し↓↓↓
後から『プラ棒』という便利なものがあることを知る↓↓↓
それから、キャノピーやエアインテークを作成して準備OK↓↓↓
キャノピーは、薄い透明プラバンを曲げた状態で鍋つかみで持ってドライヤーを当てるという方法で変形させました↓↓↓
クリアレッドで塗装↓↓↓
そして、ホイールも塗装↓↓↓
ボディ、ホイールともにマットブラックがメイン↓↓↓
ホイールの向こう側が見えるのが嫌だったのでプラバンで蓋をしました。
そして、ボディーも塗装して完成したのがこちら↓↓↓
が、これの状態が1年以上前のこと。
これをそのまま出展したくなかったので、ここからさらに手を加えていきます。
まずは、余ったボディーパーツを気ってリアカウルを延長↓↓↓
サイドパーツも作成。
フロントにもウイングをつけます↓↓↓
パテ成形してサフした状態↓↓↓
タイヤのサイズも、前後で変えました↓↓↓
エアロパーツはシャーシ側に固定します↓↓↓
フロントウィングも脱着可です↓↓↓
そして、一番気になったリアの噴射口の形状を変更↓↓↓
前の形だと、エネルキー効率が悪そうだということで変更しました。
そして、次にマフラーを百均の蛍光ペンのキャップを使って作成しました↓↓↓
素材が違うので、塗装の際はPPプライマーが必要です↓↓↓
接着も難しかったので、プラバンと熱着させつつ黒瞬で無理やり固定。(まだ弱い)
装着するとこうです↓↓↓
そして、キャノピーも作り直し。
前の形だと「乗せてるだけ」って感じだったので、今回はしっかりフィットさせようかなと。
ドライヤーヒートプレスがなかなか左右対称にならないので、ダイソーで買ってきたエッセンスボトルを使って作ってみました↓↓↓
これなら、ヒートプレスが苦手な人でも出来るんじゃないかなという提案。
それに合わせて、ボディにパテを盛り直し整えます。
次に、フロントライトのパーツを透明プラバンから削り出し↓↓↓
一番苦手(面倒)な作業。
フロント4つ、リア2つ作成しました。
それから、気になってたリアの隙間にエアロパーツ↓↓↓
空気の流れが良い感じになったんじゃないかなと。
ちなみに、リアパーツは電池の交換がしやすいようにプラスドライバー無しで脱着できる設計になってます↓↓↓
そして塗装に入ります。
今回はあまり時間が無いのと、ずっと雨が続いていたのでベースをグロスブラックではなく乾燥の早いマットブラックで作業↓↓↓
乾燥には、モデラーに大人気で新宿ヨドバシホビーフロアにも置いてある『山善 食器乾燥機』が大活躍↓↓↓
これ必須。
ブラックが乾いたらマスキング↓↓↓
曲線のマスキングには、これが大活躍↓↓↓
そして、マイカシルバーを吹いたものがこちら↓↓↓
そして、その他パーツもマイカシルバーで塗装しました↓↓↓
ホイールキャップは、前がダイソー製(22mm)で後ろがキャンドゥ製(25mm)の『クルミボタンキット』を磨いたものです↓↓↓
ペーパー#2000→コンパウンドですね。
そして、次にクリアを塗装↓↓↓
良く乾かしながら、ある程度の厚みになったところで、一度ペーパー#1000で表面を均して再度クリアを吹いた状態です。
これだとちょっと納得できないので、もう一度#1000→クリアを行います。
その他のパーツも磨きます↓↓↓
今回は実験的にペーパーを#1000までにしてみました。
コンパウンドは、タミヤの細目→仕上げ目→ハセガワ セラミックコンパウンドが今のベストですね↓↓↓
まだまだ研究中です。
その上から、タミヤモデリングワックスで磨いた状態がこちら↓↓↓
まぁ、良い感じかなと。
部品の接着があるので、一旦中性洗剤で洗って置いておきます。
次に、照明関係の準備。
とりあえず、前に白4発と後ろに赤2発のLEDをつないで点灯↓↓↓
前がめっちゃ明るいなと。(要調整)
抵抗をかませて、前は最終的に2発に減らしました。(配線の都合上)
そして、ライトカバーを透明プラバンから削り出し↓↓↓
表面に傷をつけて光が中で拡散するようにしてます。
レッドは、タミヤ クリアレッドを筆塗り↓↓↓
クリアは、艶消しクリアを筆塗りです↓↓↓
しっかり乾かしてからボディに埋め込み↓↓↓
接着は、『ボンド Gクリヤー』で裏から、はみ出た分を乾く前に取り除きます。
『ボンド Gクリヤー』は、塗装に影響しないので便利です。
そして、今回は『タイヤ』にもちょっと手をかけてみました↓↓↓
実車用の『タイヤワックス』で、タイヤの表面のすきまに詰まったパテ粉を取り除きました↓↓↓
と同時に、タイヤがモチっとした印象になった気がします。
パーツクリーナーやジッポオイルでも綺麗になりますが、アルコール系は脱脂してしまうのでシリコーン&界面活性剤系の方がコンデレには向いているかもしれませんね!
シリコーン計のタイヤクリーナーでも水性と油性があるので、油性も脱脂してしまうので水性が良いそうです。
水性は界面活性剤が入ってます。
タイヤロゴが消えてしまうか心配でしたが、タイヤワックスでは落ちませんでした。
ライターオイルだと落ちてしまったのでご注意を☆
『SOFT99 ( ソフト99 ) 4-X タイヤツヤ出し&クリーナー』は水性です。
そんなこんなで、諸々を組み立てて完成したマシンがこちら↓↓↓
『ヒートエッジ』から、『黒く燃え尽きた』の『BURNT-OUT(バーントアウト)』と『バンキッシュ』の『バン』を合わせて・・・
マシン名『BURNT EDGE(バーント エッジ)』っ!!
『未来のドラックレース』をコンセプトにデザインしました。
リアウイングが無いので、ボディ全体でダウフォースなデザインです↓↓↓
後輪のグリップを上げるために大径に、前輪は中径になってます。
リアの噴射口は、メタリックグレイに塗り分けました↓↓↓
下の3本出しマフラーが通常走行用で、上の噴射口がブースト時用です。
ドラッグレースにも、通常のレースにも出れるイメージですね!
最高時速はマッハを超えます(多分)
未来のライトは、球ではなくフラットかなという予想。
「ビームっ!!」みたいな。
次回はもっと良い感じにしたいと思います!
ドライバーが確認しやすいように、バイザー?をシルバーのステッカーで作成してます。
バンキッシュのドライバーさんですね。
そして、腹↓↓↓
ここまでゴツく作ると、手に持った時に童心がくすぐられて良いなと♪
と言うわけで、リメイク比較↓↓↓
1年で身についた技術を詰め込んでみましたという感じで、展示に向けてターンテーブルを準備↓↓↓
付属のミラーシートがめっちゃミラーなので、ダイソーでアルミ板を購入↓↓↓
丸くカットして置くと↓↓↓
理想的な映り込みだなと。
と言うわけで、準備完了↓↓↓
本体は、クレオス メタルブラックにしました↓↓↓
+クリアです。
と言うわけで会場へ↓↓↓
無事にエントリー↓↓↓
待つことしばしで、気になる審査結果は・・・
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『入選』でした。
ジャパンカップラストなので気合を入れて作ったのですが、「まだまだ」だったということで反省です。
賞はなかったですが、赤ペン先生いただきました↓↓↓
今回も、コンデレ後にコンデレーサーの集いが楽しすぎました↓↓↓
次回もあるようなので毎回参加したいなと☆
色んなコンデレーサーと知りあえて、刺激もいっぱいもらえるので良い時間です。
ありがとうございました!
最後に、過去の『未来』をコンセプトに作ったミニ四駆を比較↓↓↓
左が2015年1月作品2号の『アストラルマウスター』、中が2015年9月作品7号の『DL-MOU2』、そして今回2016年9月作品13号『BURNT EDGE』です。
この艶感を出すのに2年かかったなと(汗)
師匠のレベルには、まだまだ追い付けませんが缶スプレーでウレタンに勝てるように努力していきたいなと思ってます。
次回も頑張りたいと思います!
現在、製作中のマシンの進行状況はInstagramで随時公開中です↓↓↓
以上です!
Byさちお