どうも!さちおです。
先日(8/27)に、品川シーサイドフォレストオーバルガーデンで開催された『ミニ四駆』の大会『ミニ四駆ジャパンカップ2017 東京大会3』にて、ミニ四駆の「見た目」を競う大会「コンクールデレガンス(コンデレ)」に参加してきたのでレポートです。
目次
コンクールデレガンスとは?
大会では、ミニ四駆の「速さ」を競うレースと「見た目」を競う「コンクールデレガンス(コンデレ)」が同時に開催されています。
コンクールデレガンスは、ミニ四駆をベースに塗装やカスタマイズでのカッコ良さを競います。
基本的にルールは無いですが、「ミニ四駆」であることから離れないことを心がけます。
参考: ミニ四駆(タミヤ)WEBサイト
今回のマシン制作工程
今回使用したマシンは『プロトエンペラーZX』です↓↓↓
僕が子供の頃にやっていた漫画『ダッシュ四駆郎』に登場したマシンです。
それが、最近プレミアムverとして再販されたものになります。
ボディの加工
まずは、車高をできるだけ下げるところから。
同時に、電池が干渉する部分をプラバンで加工しました↓↓↓
プラバンとボディの接着には、流し込みタイプの接着剤を使ってます↓↓↓
次に、プロントバンパーをカットしてカーボンプレートを設置、フロントエアロパーツのを下げてパテで延長↓↓↓
今回もなるべく原型をとどめておきたいので、注意しながら成形します。
今回は、エポパもポリパも使わずに『瞬間接着パテ』のみで行ってみます↓↓↓
『瞬間接着パテ』は、数十秒で固まって加工もしやすいので便利です。
ただ、価格が割高なので多用は出来ないなと。
短気の人向けのパテですね。
アニマルドライバーを乗せてみよう
そして、今回はドライバーを乗せてみようかなと↓↓↓
ドライバーの加工をするかしないかは、進めて行く間に決めたいと思います。
装飾を追加していこう
ビッグウィッグのエアインテイクを設置↓↓↓
リアに、大き目のウイングを設置↓↓↓
ウイングなどの平らな面の拡張は、骨継ぎした上から0.3mmプラバンを貼ると安定しやすいです。
それから、サイドにも拡張パーツです。
サイドのパーツは、サイド用のFRPプレートをベースにプラバンと瞬間接着パテで成形します↓↓↓
フロントパーツとボディの接合を色々悩みましたが、最終的にこういうスタイルになりました↓↓↓
こっちのほうが、塗装しやすく強度もあって見た目もスッとしてるかなと。
アニマル用のヘルメットの作り方
ちなみに、オオカミ君がかぶってるヘルメットはダイソーで買ったマグネットを加工したものです。
6個入りで108円だったかな?
色々比べて、サイズ的にこれがちょうどよかったです。
サフを吹いて一旦様子見
成形からサフまでは、パテ盛り→ペーパー#240→#400→#800→サフです。
凹みや傷はホワイトパテとヘラで埋めます↓↓↓
乾燥ブースで良く乾かして↓↓↓
ペーパーからのサフで平らにしていきます。
大体平らになったら、さらに目の細かいペーパーでツルツルにします。
今回の特徴のリアパーツ
大径ホイールを加工して、内側にプロペラを仕込んでます。
もちろん回ります↓↓↓
これを使ってます↓↓↓
お腹のスイッチで回転します。(←無駄機能)
最近は、この「MCに遊んでもらう」ギミックに凝ってます(笑)
諸々準備ができたので塗装に入ります。
塗装に入ります
今回は手抜きをせずに艶ブラックから↓↓↓
今回は、タミヤ缶スプレーは使わずにクレオス缶スプレー縛りで行ってみようかなと。
カラーリングはこの時点では決まってないですが、とりあえずブラックで間違いないです。
考えてる間にしっかり乾かしておきます。
乾いたら、マスキングをして塗り分けます。
マスキングが面倒なところには、マスキングゲルというものがあります↓↓↓
これはちょっと難しいので、テープで頑張ったほうが良いかもです。
剥いだ後は、表面がヌルヌルなので中性洗剤で洗う必要があります。
その点も面倒かな?
ボディのマスキングはこう↓↓↓
マスキング作業には、ピンセットとデザインナイフが必須です↓↓↓
貼った後に、綿棒でしっかりなぞるのも忘れずに↓↓↓
黒を残す部分をマスキングして、その上から「ベースホワイト」→青くする部分を残してマスキングします↓↓↓
濃い色の上からホワイトを吹くときは、ホワイトサーフェイサーよりベースホワイトの方が白が強いです。
その分、表面が荒くなるので気を付けます。
ホワイトベースは、通常のサフよりも多く回数を分けて吹かないと気泡が出来やすいです。
そしてブルー↓↓↓
しっかり乾かしてから、赤く塗る部分のマスキングを剥いで、青く塗った部分に新たにマスキングをして赤を吹きます↓↓↓
今回は、通常のレッドよりもイメージに近い「モンザレッド」を使用しました↓↓↓
しっかり乾かしてから、はみ出た部分などのミスをリタッチします。
細かい修正には、最近お気に入りのシリコングリップの筆が大活躍です↓↓↓
リタッチ終了
ヘルメットは、ルーター(リューター)で形を整えて白黒にしました↓↓↓
ルーターで削ると表面がボコボコになってしまうので、ホワイトパテで凹みを埋めて、紙やすりを程よく当てて整えます。
それから、ベースホワイト→ブラック→マスキング→ホワイトサーフェイサー→ホワイト→クリアという順番じゃないと上手くいきませんでした。
曲線のマスキングは、曲線用マスキングが大活躍です↓↓↓
ステッカーを貼ります
それからクリア吹き。
クリアは、薄く何度かに分けて吹いては乾かしてを繰り返して、厚吹き→乾かすを3回くらい繰り返してます。
厚吹きをするときは、近くに電気スタンドを置いておいて、表面を照らしながらテカリが均一になるのを確認しながら進めると良いです。
厚過ぎると垂れるので、均一になりそうな手前でずらすというのを繰り返すと良さげです。
吹く場所が交差しないように注意しながら均一に吹きます。
良く乾かしたら、ペーパー#1200くらいで表面をこすります↓↓↓
へこんでるところは白くならないので、塗装面に影響がないくらいに研いでなるべく平らにします。
それからクリアを厚吹きします。
良く乾かしてから、コンパウンドで磨きます。
僕のコンパウンドの使い方はこうです↓↓↓
ペーパーからコンパウンドに行く場合は、コンパウンドの粗目からいくといいでしょう↓↓↓
僕は、ペーパーからは再度クリアを吹いてコンパ細目スタートが好きです。
完成
お父さんの世代にはご存知の方も多いかと思います、1978年に登場したF1の「ファンカー」、『ブラバムBT46B』風にしてみました。
名付けて『ブラバム エンペラー ZX46B』っ!!
ミニ四駆っぽさを残しつつ、カッコ可愛くまとめてみました♪
夏ということで、「夏」と言えば「扇風機」、「扇風機」と言えば「ファンカー」という発想です(笑)
ホイールは、ディオスパーダの小径ホイールを塗装したものです。
ホイールの塗装は、塗装前に#1000くらいで傷をつけてから中性洗剤で良く洗うと良いですよ。
あとは、メッシュやらプラ棒やら。
シャーシも、セミグロスブラックで塗装してま。
後ろのファン部分は、メタルシルバーで仕上げ。
メタルカラーは、タミヤ缶スプレーの方が良いです。
メタル系の塗装は、遠目からフワッと被せるように吹くとGOODです。
完成したマシンを持って会場へ
今日は涼しくて良かったねぇ
前日と2日に分けて開催されていたので、人がいつもより少なめです↓↓↓
そんなこんなで無事エントリー↓↓↓
せっかくなので、後ろもみてもらおうとターンテーブルも用意しました↓↓↓
そして、約4時間後の結果発表。
今回の結果は・・・
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『優秀賞』っ!!!!!!
なんと、今年3回目の受賞で、トータル4回目の優秀賞を頂きました。
今回は、夏休みということで子供向けかつプロペラが回る工作と、審査員心もくすぐるチョイスの作戦が効いたのかなと。
ミスも目立ってましたが、新しいことにも色々チャレンジできたので良い経験でした。
あいにく、最優秀賞ではないので10月の日本一決定戦には出れませんが、僕的には満足な結果です。
これでジャパンカップでのコンデレは終わりですが、10月はお台場メガWEBにて日本一決定戦が行われます。
その日は、賞はないですがコンデレ作品の出展が可能です。
しかも、一人何台でもOKで、過去作品もOKなので面白いことになりそうです。
毎年、10月のイベントは、コンデレのガチ勢の中のガチ勢が集まるのでコンデレーサー的には面白いイベントになってます。
是非遊びに来てはいかがですか?
もちろん誰でも出店は可能です。
是非チャレンジしてみてください♪
最後に記念にパシャり↓↓↓
あ、タミヤスタッフさんからのコメントが面白かったので載せておきますね↓↓↓
どうやら、上手くツボってくれたようです↓↓↓
めでたしめでたし。
Byさちお