どうも!さちおです。
先日(4/23)、品川シーサイドフォレストオーバルガーデンで開催された『ミニ四駆』の大会『ミニ四駆グランプリ2017 スプリング 東京大会2』に参加してきました!
今回は、ミニ四駆の「見た目」を競う『コンクールデレガンス(コンデレ)』に参加してきたので、そのレポートと出展作品の制作工程です↓↓↓
参考: ミニ四駆(タミヤ)WEBサイト
まずは、今回のコンデレに出展したマシン制作工程から。
今回使用したマシンがこちら↓↓↓
今回は、レーサーミニ四駆『ライキリ』とミニ四駆『ハイラックスサーフ』を使って『SUV』車を作ります。
「2017年はSUVの当たり年」ということで、世間でSUVが流行っているのでミニ四駆でもSUVを流行らせようという企みです。
では開始。
まず、始めの1ヶ月は動力部分とホイール&タイヤで試行錯誤やっていました。
色々試作を重ねて初めに行きついた形がこちら↓↓↓
SUVのサスペンション感を再現したくて、色々考えた結果「MAシャーシを2枚重ねる」という方法に行きつきました。
間にスプリングをかませて上のシャーシだけが上下する仕組みです↓↓↓
SUVの車高の高さを再現するために「電池を上のシャーシに動力を下シャーシに」という方法を考えました。
配線ケーブルを半田付けというのは避けたかったので、スイッチ金具で可動しつつ通電する方法を考えました↓↓↓
これに、かれこれ1ヶ月以上かかりました。
とりあえず、走行はできるようになったのでひと段落だなと。
タイヤは、SUVっぽさを出すためにハイラックスサーフのタイヤを使用します。
それに合わせて、ホイールも改造しました。
ライキリの標準のYスポークホイールに、ハイラックスサーフのホイールの中心をくり抜いたものがピッタリはまります。
タイヤの厚みを減らすために、ホイールに被る部分をハサミでカットしてカット面を反対向きに履かせました。
つなぎ目がきになりますが、解決方法は後ほど。
そして、ボディの改造↓↓↓
とりあえず、ライキリの後部をずらして延長します。
それに、ハイラックスサーフのフェンダーを移植↓↓↓
プラバン等の接着には、『黒い瞬間接着剤』を使ってます↓↓↓
黒瞬には、硬化促進スプレーが必須です↓↓↓
そしてプラバン↓↓↓
それから、フロント部分をコペンから移植↓↓↓
さすが実車系なので相性が良いです。
そして、つなぎ目をパテで埋めて成形します↓↓↓
パテの乾燥には、塗装の乾燥に大活躍のモデラーさん愛用「山善 食器乾燥機」があると便利です↓↓↓
安くなってる!!
盛っては削りを繰り返して、理想の形に近づけます↓↓↓
パテの成形には、ダイソーの棒ヤスリが大活躍してます↓↓↓
最初に、ルーター(リューター)でザックリ削って↓↓↓
目の大きいヤスリから順に使って成形します。
フェンダー部分の形状には、半円タイプが大活躍です。
一番左のピンクのは、コテにペーパーを貼り付けて使います↓↓↓
1セットに3つ入っているので、1セット買ってペーパーを貼り換えて使ってます。
これも活躍してくれます。
大体の形ができてきたら、ペーパー#240→#400で均します↓↓↓
そして、サーフェイサー(サフ)を吹いて様子見↓↓↓
「スジ彫り」はまだまだ練習中なのですが、今のところのやり方は↓↓↓
スジ彫りヤスリでザックリ削った後に、ベーシックパテを一旦流し込んで↓↓↓
ヘラでなぞる↓↓↓
という方法に落ち着いてます。
難しいです(汗
そんなこんなしてる途中で、シャーシの構造が結局のところどうなんだろうときになって「電池が下」verで様子を見てみると↓↓↓
あまり変わらないなと。
シャーシのサイドが見えるのが嫌で電池を上にしたのですが、ミニ四駆は斜め上から見ることが多いのでわからないなと。
結局のところ、シャーシをいじると受賞を弾かれる傾向があるのでできるだけノーマルが良いんですよね。
なので、試行錯誤の1ヶ月は無駄となりました。
それ以前に、コンデレは「見るだけ」で触らないので、ギコギコ動く機構も無駄と言えば無駄なんですよね。
名付けて「無駄サス」。
まぁ、自己満の極みということで、そういうのも男のロマンかなと。
なので、最終的な無駄サスの作り方は↓↓↓
基本シャーシの前後のネジ穴を2.8mmに拡張して。
裏側を4.2mmで深さ2mmくらいを拡張↓↓↓
上シャーシを半分くらいに薄くして↓↓↓
シャーシを薄くするには、これがあると簡単です↓↓↓
ダイソーにも似たものがあります。
そして、中央部分と電池部分、ボディーと干渉する部分を削ってこうなりました↓↓↓
ボディの固定は、HIROFUMIX(@hirofumix_plus)さんに教えていただいた「ナノブロック」です↓↓↓
固定は、もうちょっと改良したら良くなると思います。
サス機構部分の材料はこちら↓↓↓
作りたては「引っかかり」があるので、しばらく手動でキコキコやってると馴染んできます。
そして、ボディの凹みを消してはサフってを繰り返しこの状態↓↓↓
成形の際の「凹み消し」には、ベーシックパテとヘラの小さいのを使います↓↓↓
ペーパーで、#240→#400→#600でサフで平らを目指します。
凹みが無くなってきたら、サフを厚めに吹いてからペーパーをさらに細かくして均していきます↓↓↓
#2000~#3000くらいまで行くとさらに綺麗に仕上がります。
今回は、シャーシの機構を見せたいので窓をくり抜きました↓↓↓
後から透明のをはめ込みます。
伝わるかわかりませんが、成形の際に「ライキリっぽさ」が消えないようにエッジを残すように削ってます。
時間も無いので塗装に入ります↓↓↓
サフから、まずは全体にマットブラックを吹きます↓↓↓
時間が無いので窓部分の黒もマット+クリアで時間短縮します。
マットブラックなら、乾燥ブースであっという間に乾燥するので、マスキングして次に移れます↓↓↓
曲線用マスキングで輪郭をとって、幅の狭いものから覆っていきます。
マスキングテープは全幅あったほうが良いと思います。
曲線は2mmが大活躍で、お好みで他の幅も試してみてください。
基本的に、マスキングしたまま乾燥ブースはNGなのですが、マットブラックだと平気なのでかなりの時間短縮になります。
マスキングした上からシルバーリーフ↓↓↓
タミヤの缶スプレーの中で一番臭いシルバーリーフ。
タミ缶の金属色系は、ちょっと離し目でフワッと乗せるように重ねると良い色になります。
メッキシルバーとかめっちゃ良い色になります。
シルバーは乾燥ブースで一晩乾かします。
翌日、シルバーを残す部分にマスキングをしてからクリアレッドを吹きます↓↓↓
久しぶりのキャンディー塗装です。
腕は上がったかなと。
クリア系は、残量が減ってくるとダマでかかってしまうので注意です。
山善乾燥ブースに缶スプレーを入れておくと、程よい温度に温めてくれるのでこれまた便利です。
もし、ビャっとダマがかかった場合はすぐにクリアーを被せることで「若干」馴染んでくれます。
「若干」なので、なるべくダマさせないのがベストですね!
マスキングをはがすとこんな感じです↓↓↓
とりあえず、しっかり乾燥させます。
その間に、その他のパーツを塗装↓↓↓
シルバーは、メタルシルバーを離しめからフワッと乗せるように重ねるとこんな感じになります。
ミラー調にはなりませんが、金属な感じは十分出てるかと。
好きです!
メタル塗装の際は、下地の色が影響するのでブラックなりを塗装してからフワァです。
そして、ステッカーを貼り貼り↓↓↓
口がコペンなので、もれなくダイハツ仕様になりました(笑)
スポンサーロゴは、2社に絞りました。
次に、問題になってたホイールの加工です↓↓↓
まずは、マットブラックで塗装した後に、タミヤペイントマーカーを重ねてみました↓↓↓
まぁまぁ良い感じなのですが、Y字の付け根に流れ込んだりはみ出たりして難しいです。
ハケや綿棒でやってみたのですが、粘土が強く乾燥も早いので毛羽立って良い感じにならず。
うーん。。。。
シルバー→マスキング→ブラックも試しましたが納得いかずで、最終的に行きついた方法がした
まずは、プライマー→シルバーを塗装↓↓↓
その「上から(マスキング無し)」、エナメルのフラットブラックを吹きかけます↓↓↓
エアブラシを持っていないので、前回紹介したこの方法で↓↓↓
これなら「 イージーペインター」より数百円お得です↓↓↓
節約できるところは節約するのが大人の趣味の嗜みかと。
エナメル塗料は、溶剤と1:1よりやや濃い目のほうが良い感じのようです↓↓↓
これも必要↓↓↓
乾いたら、綿棒に溶剤を染み込ませて表面だけを優しく拭き取ります。
これは慎重にやらないと溶剤が垂れてやり直しになります。
そして、さらにシルバーリーフを綿棒で上乗せして完成↓↓↓
シルバーリーフは、ある程度の粘土があり密閉性があるので、ホイール2枚の隙間を良い感じに埋めてくれました。
堀の深さは、シルバーを重ねることで調節できると思います。
乾かないうちにスーっとまわしながら塗ると綺麗につながります。(要練習)
ちなみに、洗剤で洗っても落ちないタイヤのパテ粉の汚れは、タイヤクリーナで綺麗になります↓↓↓
これは、ニュルニュルになるので走行には向きませんが、黒も濃くなるのでコンデレには有効かと!
安いしね☆
そんなこんなしてる間に、クマモンライキリから切り取ったパーツを塗装したり↓↓↓
始めから、クリアボディで作れば早かったのですが、今回はギコギコするのである程度の強度が必要だなと。
クリアボディは柔らかい気がするのでこの形になりました。
そして、クリアを吹いて磨いたボディに装着↓↓↓
窓の固定には、塗料に影響しないGクリアボンドを使います↓↓↓
艶出しは、今回は時間が無かったので1工程少ないです↓↓↓
クリア前→クリア1回目→#1500で均し→クリア2回目です。
ここから、さらにペーパーで#1500→#2000→#3000と行ってから、さらにクリアを吹くとテロッテロになります。
ペーパー前は、厚目にクリアを吹いてしっかり乾かす必要があります。
乾燥後は、コンパウンドで磨きます。
僕の手順はこちら↓↓↓
これはお好みで自分のスタイルを見つけてください。
そして、シャーシも塗装して統一感を出します↓↓↓
組み立てなおしたら完成です↓↓↓
今回は、乗用車なのでステッカーは少なめです。
無駄サス機構を見てほしいので、グレードアップパーツは無しです。
お父さんがそそられる形状かなと。
なるべく原型を残すように心がけました。
と言うわけで、ライキリのSUV仕様・・・
『ライキリ CP-X』
・・・の完成です。
「CP」は「コペン」で、「X」は「ハイラックスサーフがちょっと入ってるよー」と「クロスオーバー」的な意味です。
製作期間は2ヶ月くらいですね。
初めの1ヶ月はサス機構に費やしてました。
結果的に却下で1ヶ月無駄でしたが(笑)
そして、気になるサス具合は↓↓↓
走行にも役立たず、コンデレ的にも触らないと意味無いのでまったくの無駄ですが、やりたいことがやれたので満足だなと。
簡単なので、是非作ってみてください♪
で、せっかくなので撮影ブースの新作を作っていこうかなと↓↓↓
撮影ブースの作り方はこちら↓↓↓

と言うわけで、会場へGO↓↓↓
この日は良い天気で人もいっぱいでした♪
友達と合流してエントリー用紙に記入↓↓↓
無事にエントリーできました↓↓↓
奥の方だけど。。。大丈夫かな?
結果発表は2時間後ということで、会場をブラブラしてると、来月発売のデクロスのデザイナーのやまざきたかゆき(@c_p_y)さんと遭遇↓↓↓
僕のマシンにアドバイスを色々くださって、かなり勉強になりました!
ありがとうございます!!!
デクロスの秘密も色々聞けて嬉しかったです☆
またお会いできたらいいなぁ~
Fab四駆で会えますね↓↓↓
参考:Fab四駆
そんなこんなでかれこれ2時間。
いよいよ結果発表の時間。
今回の審査結果は
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『MC GUY賞』っ!!
なんと、今回は受賞は無いかと思ってたのですが、MC GUY賞をいただきました!
ありがとうございます!!
受賞は、最優秀賞1本、優秀賞2本、タミヤ賞1本、MC賞3本があります。
200台近くのエントリーの中から、7名が受賞されます。
僕は過去に、優秀賞3本、タミヤ賞1本をいただいています。
MC賞は今回が初です。
今年の目標が「受賞4回」なので、とりあえず目標半分は達成できたので良かったです。
無駄に頑張ったサス機構も、ちゃんと認められて無駄じゃなかったなと↓↓↓
レアな「ガッツスタンプ」もGETして嬉しかったです。
次回も頑張ります!
と言うわけで、今回も毎回恒例の「コンデレ会」にて変態の集い↓↓↓
コンデレ会は、見た目にこだわった人たちがなんとなくワラワラ集まる会なので、毎回刺激をもらえて良い時間です。
コンデレ結果発表後に、イオン前(喫煙所付近)でやってますので覗いてみて下さい♪
みんなで写真を撮りましょう☆
そして、前日の夜に作った新作撮影ブース(砂漠)にて撮影↓↓↓
みんなも参加してワイワイと↓↓↓
今回は奥行きがあるので、こんな写真も撮れます↓↓↓
面白いね(笑)
そんな楽しい時間もあっという間で、お家に帰って展示↓↓↓
お疲れ様でした♪
次回は、ジャパンカップで日本一を決める大会への出場権がもらえます。
いつも以上に気合を入れて作品づくりに取り組みたいと思います!
次回も頑張ります!
リアルタイムの制作状況はインスタにて随時更新中です↓↓↓
以上です!
Byさちお