どうも!さちおです。
パテを削る際に飛び散る「パテ粉」をどうにかしたいなと、以前パソコン用のファンを使った手作り集塵ブースの記事を書きました↓↓↓
これはこれでかなり便利で大活躍していたのですが、色々と問題があったんですよね↓↓↓
・隙間から風が吹き出し顔にかかる
・何割かは外に吹き出す
・水の表面がパテで埋まると吸着せずに吹き出す
・水の次注ぎ足しが面倒
まぁ、安い材料での手作りなのである程度は仕方ないと思うのですが、これらをまた安く改良できないかなというのが今回。
「手作り 集塵機」で検索すると、PCファンの他に「掃除機」を使った集塵機の作り方がヒットします。
見てみると、掃除機を使うことで吸引力が格段に増すが「騒音」が凄いと。
今回はその点も含めて対策していきます。
まずは吸気口の制作。
今回はこれを使います↓↓↓
「伊勢藤 引き出しタイプトレー テンダーワイド仕切り板付」。
机や棚に、簡単に「引き出し」をつけられます↓↓↓
それから、洗濯機用のホース↓↓↓
片方が「L型」のもので、今回は1mタイプを購入しました。
まずは、引き出しトレーの手前中央部分にホースL型と通す穴を開けます↓↓↓
なるべくジャストサイズで↓↓↓
次に、吸い込み口を拡大するためのパーツ↓↓↓
これはなんでも良いのですが、僕は缶スプレーの蓋を使いました↓↓↓
高さのカットは、引き出しを閉めた時に引っかからない高さですね。
低めでも問題ないと思いますが、ギリギリの高さで調整した方が良いと思います。
ホースのL字部分を引き出しの底面と同じ高さでカット、結束バンドで軽く固定して、GPクリヤーで貼り付けます↓↓↓
これ、ホースの向きを逆にしてしまったので間違えないように注意です。
そして、念の為にグルーガンで隙間埋めと固定をします↓↓↓
表側、吸気口と結束バンド部分の穴も埋めておきます↓↓↓
そして、ダイソーで買ってきた「排水溝用・受けネット45mm」↓↓↓
これは固定ではなく「置くだけ」でOKです。
で、手元部分の準備が完了↓↓↓
次に、掃除機と排水ホースを接続します↓↓↓
今回の掃除機は、三菱の紙パックタイプのスリム型掃除機です↓↓↓
買い替えのために廃棄するなら再利用かなと。
掃除機の選び方としては、「小型」「大容量」「紙パック式」「コードレスではないタイプ」だと良いと思います。
場所を取るので「小型」、紙パックの取り替えが面倒なので「大容量」、吸引力も違いますが目詰まりの掃除の面倒が増えるので「紙パック式」、こちらも吸引力でコードレスの必要がないから「コードタイプ」です。
今回の掃除機でも音がかなり大きいので、ハンディタイプが良いかなと思います。
この辺?↓↓↓
節約したい場合は、中古でほどよいものを探すと良いと思います。
そして、掃除機ホースと排水ホースの接続↓↓↓
サイズが合わないので、水道テープで差し込む部分の直径を増して押し込みます。
排水ホース側が柔らかいので、梱包テープを巻いてから水道テープでがっちり固めます↓↓↓
今後のことも考えて、掃除機側は加工したり接着剤を使わない方が良いかなと。
そして、いつもの作業机に引き出しを強力両面テープと結束バンドで固定しました↓↓↓
机のここに↓↓↓
吸気口があります↓↓↓
この形にすると、作業効率が上がり場所も取らなくなりかなり便利です。
歯医者さんの技工士さんの机がこうなっていたので真似してみました。
これで手元部分の準備が終わりました。
そして次に「騒音」の対策に「箱」を作ります↓↓↓
ホームセンターでベニア板(コート)をカットして買ってきました。
今回の場合は2000円弱で同じものが2つ切り出せたので、1つあたりが1000円くらいです。
組み立ててから掃除機ホースの差込口を開けます↓↓↓
全面を白で塗装してから、蓋の受け部分にスポンジテープを貼ります↓↓↓
スポンジテープの効果は微妙ですが、選ぶとしたら高密度タイプである程度柔らかさがあるものが良いですね。
蓋を閉めた時にグッと沈むくらいの硬さが理想的かなと。
蝶番で蓋を固定↓↓↓
それから「パッチン錠(←そんな名前だったんだ!)」を設置↓↓↓
ちょいキツめになるように設置します。
箱の底部分、奥側に1cmくらいの隙間があります↓↓↓
ここから排気、電源コードを出す設計です。
板カットの寸法を間違えたわけではありません。(絶対に)
そこに防音スポンジ(ダンパー/吸音材)を敷いて掃除機を納めます↓↓↓
収音スポンジは、30x400x500で1000円くらいでした。
2枚買って包むというのも考えましたが、今回は底と排気口がふさがっていればOKかなと。
これでどれだけ騒音がカットできたのが計測してみます。
まずは、箱を使わない時の騒音レベル↓↓↓
80.6dbです。
そして、蓋を閉めた時の騒音レベル↓↓↓
77.6dbです。
生活音がだいたい50dbだとして、1割くらいしかカットできない計算になります。
これは予想外。
なので、隙間を出来るだけ埋めてみる工夫をしてみたのですが、そうなると掃除機本体への負担が大きくなりました。
短時間でかなり熱を持ってしまうので、故障の原因になるので却下。
色々調べた結果、「箱を大きくして全面に収音スポンジをつける」のが良さそうです。
そんなスペースは無いので、今回はこれで良しとしようかなと。
あとは「掃除機を小さくする」という方法ですね。
いずれにしても夜遅くの作業は近所迷惑になりそうです。
まぁ、作業机まわりはかなりスッキリしたので良いかなと↓↓↓
作業効率もかなり良いです。
舞ったパテ粉が瞬間で吸収されていくので、かなり気持ちよく作業ができます↓↓↓
音はうるさいですが、手元も机周りも汚れず空気も綺麗なのでよかったんじゃ無いかなと。
予算もそんなにかかっていないし、作業も簡単なので是非参考にしてみてください。
以上です。
Byさちお